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「まるでラーメンなパスタ」が流行りつつあるワケ SNS映えと回転率が両立、男性も楽しめる

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  • 大関 まなみ フードスタジアム編集長/外食ジャーナリスト
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おしゃべりで長居する女性客に席を埋め尽くされ、非常に回転率の悪い状態となっていたのだ。 

「東京たらこスパゲティ」の渋谷店。現在はそこまでの行列はなく、多くのお客が食べたらすぐ帰っていることが多い(筆者撮影) 
「東京たらこスパゲティ」の「炙りたらこのお出汁スパゲティ」(筆者撮影) 

結局、回転率よく利益を上げるため、サクッと食べてすぐに帰ってくれる男性客を狙いたくなるのももっとも。

とはいえ、その代表格であるラーメンはすでに超レッドオーシャンだ。そこでパスタをラーメンのような仕立てで新ジャンルとして打ち出せば、男性客にも興味を持ってもらえるというわけだ。 

同様に男性をメインターゲットにしたパスタのジャンルに「ロメスパ」がある。「ロメスパ」=「路麺スパゲティ」のことで、一大ジャンルとして確立されている。ゆで上げの太麺を炒めて仕上げるスパゲティを指し、男性向けにデフォルトが大盛りでジャンクな味付けが特徴だ。

「ジャポネ」「バルボア」「パンチョ」といった店が特に有名で、サクッと腹を満たすための立ち食いそば感覚で利用される。ノリとしては今回紹介したスープパスタはこれに近く、 「ロメスパ」続いて新たにスープパスタのジャンルが確立されていきそうだ

麺がスープに浸っていることで回転率が上がる 

「②熱々のスープ」は回転率アップに寄与している。スープに浸った麺はもたもたしていると伸びてしまうので「早く食べよう」という意識が働く。この点はラーメンもスープパスタも同様だ。

「③ニンニクを利かせたジャンクな味付け」も、やみつきになり「また食べたい」とリピートを誘発する。

見た目のインパクトでSNSでの拡散性もあり、高回転が狙えて収益性も悪くなさそうなスープパスタ。新たな食のジャンルとして人気が高まりそうだ。 

【もっと読む】「パリピ飲み」が"普通の若者"の間でブーム化の訳 酒離れの一方でショット文化が再燃、一体なぜ では、アルコール離れが進む中で「ショット飲み」文化が再燃しつつある背景を、外食ニュースサイト「フードスタジアム」の編集長である大関 まなみ氏が詳しく解説している。

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