Mrs. GREEN APPLEが「騒音」で炎上→「謝ることじゃない」「アンチに負けるな」。《一部ファンの過剰擁護》が示す“憂慮”とは

ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)」による野外ライブで、広い範囲にわたって「騒音被害」が出ていたことが話題になっている。SNS上では10〜15キロ離れた場所にも、重低音が響いたといった報告が続出。「音漏れ」に関する投稿が拡散された。
そうした状況を受けて、ライブ開催側の事後対応が遅いのではないかといった批判は少なくない。ネットメディア編集者として、これまで企業などの「SNS炎上への謝罪」を見てきた立場からすると、確かにスピード感に欠ける印象を受けた。
しかし、それ以上に問題なのは、ファンによる「過剰な擁護」だ。騒音被害を訴える近隣住民を“攻撃”するようなコメントには、嫌悪感を示すネットユーザーも少なくない。
会場から10〜15キロ離れた場所でも騒音被害の投稿が
デビュー10周年を記念するライブ「MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~」は2025年7月26、27日に、横浜市中区の山下ふ頭で行われた。各社報道によると、両日あわせて10万人を動員したという。
大規模と言えるこの一大イベントだが、その「音漏れ」の規模も大きかった。SNSを見ると、10〜15キロほど離れたところでも、「メロディーは聞こえず、ただドドドと揺れるだけで不快」「子どもの寝かしつけに影響が出た」のように、重低音を報告する投稿が出ている。
それらの“被害報告”すべてが事実だとは限らないが、通常のイベントよりも広範囲にわたって、騒音の被害が起きていたのだろう。
ライブ終了後の7月28日、ミセス公式サイトで、所属レコード会社であるユニバーサル ミュージックが、騒音に関する謝罪文を公表した。

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