Mrs. GREEN APPLEが「騒音」で炎上→「謝ることじゃない」「アンチに負けるな」。《一部ファンの過剰擁護》が示す“憂慮”とは

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ミセス
騒音はあらゆる要素が絡まることで発生するため、ミセス側だけの問題ではないが、すぐにできる対応もあったはずだ(写真:Mrs. GREEN APPLE公式サイトより引用)

覆水盆に返らず、だが「今すぐできる対応」も

ここで少しだけ肩を持つと、騒音はあらゆる要素が絡まることで発生するため、ミセス側だけの問題ではない。起きてしまったものは仕方ない。ただ、「その後の対応」が評価を分けることを忘れてはならない。

謝罪が遅れたことも、もうどうにもならない。これも今後の姿勢を見てもらい、取り返していくしかないだろう。時間をかけてでも「被害の範囲はどの程度だったのか」「健康被害が起き得る内容だったのか」「どのようなメカニズムで発生したのか」「取り得る再発防止策は何か」といった部分が検証されない限り、もしかすると今後、ミセスに限らず全国各地で行われる野外ライブに、必要以上の規制が課せられるおそれもある。

一方で、「今すぐできる対応」もある。(自称もふくめた)ファンによる「他責投稿」をコントロールすることだ。あくまで非は、バンドやイベントの運営サイドにあり、住民は巻き込まれた側であると明示する。不必要な「あおり」を行わないよう求める。そうした呼びかけを行わない限り、一部のファンもろとも、バンドのイメージダウンは避けられないだろう。

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