「まるでラーメンなパスタ」が流行りつつあるワケ SNS映えと回転率が両立、男性も楽しめる

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筆者は個人的に「やみつきスープスパゲティ」と呼んでいるが、このスタイルの発祥は渋谷の老舗「ホームズパスタ」だろう。渋谷で1986年に創業し、いまも年配のオーナーが切り盛りしている。

新宿にのれん分け店があるが、大がかりな店舗展開などはせず、知る人ぞ知るといった感じで多くの人に愛されていた。

老舗のFCライセンス権を獲得、全国展開へ

ところが2022年、国内外で飲食店を展開する東京レストランツファクトリーという企業が「ホームズパスタ」のFC展開のライセンスを取得。大きな飲食企業の力により、街の小さな個人店の味を、全国に広げていくことになった。

詳細については、こちらの記事を参照されたい。

ホームズパスタ
「ホームズパスタ」の渋谷本店で筆者が食べたもの。写真は「きのこのクリーム」だが、同店ではトマトソースにブラックオリーブが入った「絶望」という名のパスタが名物。なお同店では「スパゲティ」呼びを推奨している模様(筆者撮影) 
IVO ホームズパスタ トラットリア 渋谷Part2
東京レストランツファクトリーが運営する「IVO ホームズパスタ トラットリア 渋谷Part2」は商業施設「渋谷フクラス」内にある(筆者撮影) 

渋谷の本店は創業1986年にふさわしい歴史を感じる店がまえだが、東京レストランツファクトリーが2022年9月に直営で出店した「IVO ホームズパスタ トラットリア 渋谷Part2」は、小ぎれいでオシャレな店内。

内装には相応の投資をしており、パスタ以外のサイドメニューやアルコールメニューも充実し、利用動機の拡張や客単価アップの施策がちりばめられている。

アットホームな本店と打って変わって企業としての商売っ気を感じる店づくりだ。今後、より多くの人にその魅力が届いていくことに期待したい。 

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