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管理費込で「2万7千円」西成ハウスの"壊れた日々" 排水、トイレ、揚げ句の果てには鍵まで…

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  • 村田 らむ ライター、漫画家、カメラマン、イラストレーター
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深夜1~2時くらいになると、大声で電話をする住人もいた。

「ひょっとして、何かよくないものでもさばいてるんじゃないの~?」

と邪推してしまう。

僕のシェアハウスに住んでいるベトナム人に限ってはいないと思うが、西成ではベトナム人による犯罪も少なくない。

ある日、外に出ると隣の部屋のドアが開いていたので、チラッとのぞいて見ると、完全に外行きの服を着たスタンバイオーケーの女性が4~5人寝ていた。なにかのお店の待機部屋になっているのかもしれない。

「契約書に人を入れてはダメ、とか書いてあったのにビクビクしていたの、馬鹿馬鹿しい!!」

となった。

まあ住人がいい加減に暮らしているということは、僕もいい加減に暮らしてもいいってことなので気は楽である。

そうしているうちに、1年が過ぎた。

ちなみに、1回の更新は半年までと言われていた。理由は「1年後は取り壊しになっているかもしれないから」とのこと。

1年が過ぎて、

「さらに半年更新しますか?」

と言われて迷った。

更新後、次々と起こる部屋の異変

確かに便利だが、部屋に風呂トイレがないのはやはり面倒くさかった。

わかりやすいデメリットとしてはゴキブリが出る。ゴキブリもいろいろな種類が出た。大きいヤマトゴキブリとチャバネゴキブリは当たり前のように出るが、テントウムシのようにツルツル光ったのが出たときは、

「こんなタイプのいましたっけ?」

となった。

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【心霊現象も起きていた…】

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