「X(トランスフォーメーション)」の姿を定めることは簡単ではありませんから、DXの責任者からは「衰退産業ではないから……、参入障壁が高いから(デジタイゼーションで十分)」といった「やらない理由」はたくさん出てくるでしょう。
しかし、現状のままがベストというのはあまりに楽観的すぎますから、経営としては即却下するのが正解です。
「ぼやき」が不要なヒト(経営者)自ら手掛ける
「サルツバーガー氏は発行人の息子だから(できた)」というぼやきもあるでしょうが、このぼやきは大事なポイントです。
とくにXの姿が、既存の事業へネガティブな影響を与えそうな場合はなおさらです。
「(既存商材との)カニバリゼーションをどうするのだ?」といった「やらない理由」は関係各位からすぐに噴出するものですし、これを強い権限がないまま進めることは現実的には無理とはいいませんが、時間がかかりすぎます。
つまり、このような「ぼやき」が不要なヒト、つまり最高権力者である経営者自らが手掛けるのが効果的で効率的ということです。
そのうえで、彼ら彼女らが「わが社にXは不要」というのならば、それが企業の器量というものでしょう。
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