「人的資本経営=人を大切にする経営」は勘違いだ 超人手不足時代「見捨てられる会社」の特徴は?
近年、企業にとって人材の価値は大きく変わりました。
建物や設備などの「有形資産」から、ブランドや情報といった「無形資産」へと企業価値の重心がシフトし、カネやモノだけでなく「ヒト」を資産として活かす発想が重視されるようになったのです。
経営にかかわっている方々はもちろん、多くのビジネスパーソンが、その変化をひしひしと感じていることと思います。
そんななか注目されているのが「人的資本経営」なのです。
超人手不足時代、「時代錯誤の会社」は見捨てられる
日本の人口が急激に減っています。労働力人口も日に日に減少しています。人材不足の課題は「待ったなし」です。
働き手がいない。若者がいない。これが日本の経済力の衰退に拍車をかけることは間違いありません。
しかも2027年以降、労働力人口は大幅に減少することがわかっています。
人口が減ると、国内の需要が減少します。商品やサービスの市場が縮小し、それまでライバル会社ではなかったような企業が新たに参入してきて小さなパイを奪い合うようになっていきます。
さまざまなジャンルで、このような争いが起きはじめています。
また、労働力人口が減るということは、人材の採用が難しくなることを意味します。 人材のパイが減少する。求職者も減る。
そうなると、採用をめぐる状況は「超・売り手市場」になります。
そんな事態が、すでに到来しはじめています。
にもかかわらず、人を「投資する対象」ではなく「消費する対象」と捉えたままの「古い考えの時代錯誤の会社」は、優秀な人材から見向きもされなくなるでしょう。
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