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閉店発表「心斎橋OPA」ジリ貧→衰退の本質理由 外国人にも日本人にも響かない施設になったワケ

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  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家
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例えば、OPAの目の前にあるPARCO。2020年にリニューアルした渋谷PARCOと同じように、外国人に人気の日本のIP(キャラクターなどのこと)を取り入れたショップが多く並んでいる。

「ちいかわ」や「ドラゴンボール」など、キャラクターの店が並ぶショッピングモールのようになっている。

PARCOの中には……(筆者撮影)
ちいかわらんど。多くの外国人が詰めかけていた(筆者撮影)

訪日客を掴んだ百貨店は盛り返しつつある

また、PARCOと連結している大丸もそうだ。基本的に百貨店は二極化が進んでいて、都心の百貨店はインバウンドをはじめとする富裕層に人気を博し、近年売り上げが伸びている。

大丸心斎橋店はその象徴的存在で、2024年3~8月期の売上高は前年同期比で31%増の568億円。そのうち免税売上高が45%を占めていて、大丸全社の中でも最高額となっている。

心斎橋周辺の訪日観光客の多さと照らし合わせれば納得だろう。

堂々とそびえる大丸。王者の風格?(筆者撮影)

さらに、アメリカ村の象徴的な商業施設でもある「BIG STEP」は、スケートボードパークやピンボール専門店などの尖った専門店の他、ライブハウス、映画館など多様なテナントを揃えている。

ピンボールショップ。数多くのピンボール台が並ぶ(筆者撮影)

また、カプセルトイのコーナーもあるが、OPAのようにとりあえず置いているのではない。看板も付けた専門店として入居しているのだ。

外国人観光客からカプセルトイは人気だから、こうした意味でもテナントの集客力があるだろう。何より建物の外観から「ちょっと他の施設とは違う」感を出していて、足を運んでみたくなる。

ジャングルのようなBIG STEP。見るだけでワクワクする(筆者撮影)

いずれにしても、訪日外国人客にとって魅力のある施設作りをいかに行うかが、心斎橋エリアでの人気を獲得する重要な手段の一つになっているのである。

その意味で、目立った海外ブランドがたくさん入っているわけでもなく、IPのショップがあるわけでもなく、どこか中途半端になってしまっているのが心斎橋OPAかもしれない。

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