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閉店発表「心斎橋OPA」ジリ貧→衰退の本質理由 外国人にも日本人にも響かない施設になったワケ

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  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家
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さらに7階にいたっては、店舗がない。閉鎖されていて、エスカレーターの踊り場しか行けない状態だ。

かろうじてにぎわうのは、10階の「海底撈火鍋」。中国の火鍋チェーンで、日本でも最近店舗が増えつつある。こちらはそこそこ人がいて並んでいた。

それから、2階のスターバックス。まあ、スタバはどこも人がいるから、「OPAだから」というより「スタバがあるからOPAに来た」ぐらいで、積極的にビルの盛り上がりを作ってはいない。

本館はかなり衰微している。その後訪れた分館も似たような状況だった。テナントがないところは封鎖されていて、そもそもビル全体で歩ける場所が少ないな……と感じたのが正直なところだ。

もちろん、閉店が決まっているために、新規テナントを積極的に誘致していなかった可能性も指摘できるだろうが、とは言えひとつの歴史を作った施設のラスト1年としては、かなり寂しいのも事実だった。

分館である「きれい館」(筆者撮影)

外国人観光客が押し寄せるミナミ

では、どうしてここまでの苦戦を強いられているのだろうか。

イオンモールの説明では「若者の消費行動が大きく変化し、都市型の商業施設では不動産のコストに見合う利益を上げるのが難しくなった」という。

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