"7つの悪手"「中居正広氏の謝罪文」失敗の典型だ 反発は必然「危機管理の専門家」いなかったのか

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以下がお詫びの全文です。

お詫び

この度は、皆様にご迷惑をお掛けしていること、大変申し訳なく思っております。
報道内容においては、事実と異なるものもあり、相手さま、関係各所の皆さまに対しては
大変心苦しく思っています。
これまで先方との解決に伴う守秘義務があることから、私から発信することを控えておりました。
私自身の活動においても、ご苦労を強いてしまっていることが多々発生しておりますので、
私の話せる範囲内でお伝えさせて頂きたいと思います。

トラブルがあったことは事実です。
そして、双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です。
解決に至っては、相手さまのご提案に対して真摯に向き合い、対応してきたつもりです。
このトラブルにおいて、一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません。
なお、示談が成立したことにより 、 今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました。
また、このトラブルについては、当事者以外の者の関与といった事実はございません。
最後になります。
今回のトラブルはすべて私の至らなさによるものであります。
この件につきましては、相手さまがいることです。
どうか本件について、憶測での詮索・誹謗中傷等をすることのないよう、
切にお願い申し上げます。
皆々様に心よりお詫びを申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。

2025年 1月 9日 のんびりなかい 中居正広


 具体的な「悪手」の詳細を見てみましょう。

「誰に」「何を」謝っているかわからない

【1】あいまいな謝罪

まず「誰に」「何を」謝っているのかわからない内容でした。

「皆様にご迷惑をお掛けしていること、大変申し訳なく思っております」と述べていますが、具体的にどうした行為をし、それがどうして問題になったのかに触れていませんでした。守秘義務や示談があるから、と説明していますが、漠然とした内容では納得感はありません。

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