「いざとなると難しい」冷静に謝罪する準備の方法 「伝えること」と「伝えないこと」をどう整理する?
謝罪で求められる「説明責任」と「道義的責任」
「あれはどういうこと? もっと詳しく報告しなさい」
「どうしていまこうなっているんでしょうか? どんな気持ちなんですか?」
「何か隠しているでしょ? なんだかよくわからない」
「嘘を言ってないですか? 本当に申し訳ないと思ってますか?」
……なかなかツライですね。
これらの質問には、聞かれる前に準備しておきたいですね。後手に回って、答えを探したり、その場で考えさせられたりするのは、なるべく避けたいところです。
謝罪の際に責められて、果たすことを求められる責任には、大きく2つあります。
「説明責任」と「道義的責任」です。
説明責任は、責められるべきことをした側が、責める側が納得するほど必要十分な情報を提示して、理解してもらえるように「説明」する責任です。
道義的責任は、非言語、音声、言語の形で、責められるべきことをして、道義的、倫理的に不十分だった点を挽回するために、責める側へコミュニケーションを通じて示すことで果たす責任です。
謝罪では、この説明責任を果たすために「伝えること」と「伝えないこと」、道義的責任を果たすために「伝えるべきこと」と「伝えるべきでないこと」の4つを、コミュニケーションに臨む前に準備することが大事です。
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