試験直前は「家で勉強するな」東大生が言い切る訳 共通テストまでわずか!勉強の質を上げるコツ

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それも「試験会場と同じ形で」解くべきでしょう。まずは服装です。試験と同じような格好をすることがおすすめです。例えば制服で試験会場に行こうと思っているのなら制服で、私服ならその私服と同じ、または似たような服を着て過去問を解いてみましょう。

よく「試験会場が寒かったから、集中できず、不合格になってしまった」という人がいますが、それはその服を着て外で過去問を解く機会が少なかったということにほかなりません。仮に制服を着て図書館で勉強していたときに「ちょっと寒いかも」と感じるのであれば、毛布を用意するなり、服を厚着にするなりしたほうがいいわけです。

試験本番までにそういったことの準備ができなかったという意味で、そういう人は運ではなく実力で敗北したということになります。

また、共通テストであれば「鉛筆」で解くようにしましょう。共通テストは鉛筆でマークしなければなりません。しかし、過去問を解いているときには、シャープペンシルで解いたりマークをしたりしている人も多いです。試験本番と同じように過去問を解くという意味では、これはあまりよくないことだといえます。

共通テストに備えて「鉛筆でマーク」を練習する

さらにいうなら、共通テスト2週間を切った今は、過去問を解くときに「マークシートにマークする習慣」をつけなければなりません。

「過去問演習でマークシートにマークする時間なんて無駄!」と考える受験生も少なくないでしょうが、「マーク慣れ」というのも明確に存在しています。マークに慣れているか、速くマークできるかによって合否が分かれてしまうこともありますから、しっかりとマークの練習というのもしておく必要があります。

いかがでしょうか? 試験本番と同じような環境を整えるためには、外での勉強をメインに据えるべきだ、という話でした。

ただし、最初にも注意書きをしましたが、これは「体調優先である」ということを忘れないでください。最近、名門高校に通っていた友だちに「不合格になった人の共通点ってある?」と聞いたら、「めちゃくちゃ明確にあるよ。体調を壊した人は落ちた」と言っていました。

とにかく体調には気をつけてください。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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