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年末年始で見直す!「我が家の子育てガイド」 夫婦間の「教育方針のすれ違い」を回避する

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  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
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多くの家庭には「子育てガイドライン」は存在しません。気持ちの上では何となくあっても言語化した形ではなかなか作ることはないと思います。しかし、ある程度の方向性を確認できていれば、日々の一時的な迷いやマイナス感情が湧き上がってきても、ガイドラインの沿って方向修正ができます。

筆者が主宰している母親向けのカフェスタイル勉強会では、子どもの相談を年間1300件受けていますが、その中には問題の原因が夫婦間の教育方針のすれ違いであることが少なくありません。そこから不和な関係になり、離婚に至るケースもありました。特に、中学受験をするかしないか、塾に入れるか入れないか、習い事を続けるか続けないか、ゲームをいつから持たせるのか、ゲームの使用時間はどれくらいか――などは、典型的な対立テーマです。しかし、事前に家庭のガイドラインを設定していれば、これらの問題を回避しやすくなります。

そこで、相談者の森田さんに、「我が家の子育てガイドライン」の作り方についてお伝えします(森田さんの質問に答える形式で書いているため、あえて「夫婦」という用語を使っていますが、1人でももちろん作成することができます)。

ガイドラインを作るメリット

ガイドラインとは、子育ての具体的な指針を示すものです。しかし、それは決して「こうしなければならない」という固定的な「マニュアル」ではありません。柔軟性を持ちつつ、家庭としての方向性を定める「地図」のような存在です。これを作ることで以下の効果が期待できます。

(1)親の安心感が向上する

日々の子育てで「これでいいのか?」と迷うことが減り、ストレスが軽減されます。特に夫婦間で方針が共有されていれば、親同士が安心感を得られるでしょう。

(2)家族全体の共通理解を促進

夫婦が一緒にガイドラインを作ること、時には子どもも入って作ることで、夫婦間や親子間での意思疎通が深まり、価値観のズレが少なくなります。

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