発達障害の子どもの世話でパンクしないために、知っておきたい"逃げ道"…ケアを離れて休むことは、今や世界の「新常識」

気持ちが入りすぎないほうが、うまく対処できるという(写真:Graphs/PIXTA)
ただでさえ思うようにいかずにストレスを感じることの多い育児ですが、子どもが発達障害を抱えていれば、なおさら感情が入りすぎてしまいがちですが、自身も発達障害の子どもを持ち、発達障害に関する情報発信をしている桃川あいこさんによれば「親にかかる心身的な負担を軽減するためにも、時には他の保育者の手を借りて、子育てから休憩をとることが必要」だそうです。
親としてのプレッシャーやストレスに押しつぶされることなく、発達障害の子どもと向き合い続けるにはどうすればいいのか。そのコツを桃川さんの著書『我が子が発達障害だとわかったら絶対に知っておきたいこと 発達障害児を持つ母親が、発達障害の名著100冊の重要ポイントを1冊にまとめました。』から、一部を抜粋・編集してお届けします。
「愛する我が子のため!」からいったん離れてみる
激しい問題行動を起こしている子どもに対しては、我が子である分、感情が入りすぎて保護者のほうまで落ち着けなくなることがあるもの。ですがそういうときこそ、保護者側が1人の大人として冷静にとどまって対処を考える必要があります。
「もし他人の子どもが同じことをしていたら、どのように観察しているだろうか」
「もしこれが仕事の部下だったら、どのように観察して対処するだろうか」
と考えてみます。「気持ちが入りすぎないほうが対処できる」と気がつくと、子どもへの関わり方も変わっていきます。
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