実は9人に1人が発症「パパの産後うつ」の予防策 「妊娠・出産は母親」で不調が見過ごされがち

出産のない父親の「産後うつ」
子育てをしていると、楽しいときや大変なとき、時には大笑いしたり、悲しくなったり、怒りたくなるときだってあります。そして、辛いことも。
特に0歳児の子育ては大変です。一日に何枚もオムツを替えて、泣くたびに抱っこして、授乳もあり、夜泣きもあり、寝不足で心も体も本当に疲れてしまいます。今、母親の10人に1人が子育てを頑張りすぎたり、疲れ切ってしまったり、頼れる人がいなかったり、話し相手がいなかったり等、様々な原因で「産後うつ」になってしまうケースがあります。そして、実は父親も産後うつになってしまうことがわかってきました。
国立成育医療研究センターが2020年に発表した調査〈図〉によると、産後1年間で精神的な不調(=産後うつ)と判定された父親は11.0%で母親とほぼ同じ水準であることが報告されています。

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