実は9人に1人が発症「パパの産後うつ」の予防策 「妊娠・出産は母親」で不調が見過ごされがち

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妊娠・出産は母親のこと、というイメージの中で、父親の不調が見過ごされた可能性があります。父親にも、子どもが産まれる前の不安や、産前産後のパートナーを支えながら仕事をすること、仕事への影響、職場の理解を得ることなど多くの不安があります。

夫婦で子育てすることが当たり前になった「令和の子育て」。育児休業取得率が伸び、家事・育児時間が増加し、父親が子育てに積極的になる中、仕事も家事・育児も一生懸命にやりすぎてしまい、心に不調をきたしてしまうケースがあるということです。特に母親と同じように、子育てで頼れる人がいなかったり、相談相手がいなかったり、子どもを通じた地域のつながりがなかったりすることが父親を孤立させます。

では、こうした父親に対して、どうすれば産後うつの予防ができるのでしょうか? 2021年2月に成育基本法の規定に基づいた「成育医療等の提供に関する施策の総合的な推進に関する基本的な方針」が政府により閣議決定されました。

そこには、父親も子育て支援の対象であることが明記されました。

父親も「子育て支援」を受けよう

子育て支援といえば、母親だけということではなく、父親も子育ての支援を受けても良いのです。地域の子育て支援施設の利用はもちろんのこと、行政の窓口の利活用や保健師への相談など、地域には支援を受けることができる場所や窓口が多くあります。他にも、子どもの通う園で先生へ相談することもできますし、子育て中の父親同士の育児情報の交換もできます。子育てを通し、たくさんのつながりを得ることで子育てがもっとやりやすくなるはずです。

ファザーリング・ジャパンでも会員同士、子育ての話で情報交換する場や子育てのコミュニティを持っています。ぜひ、地域でそんなコミュニティを探してみてください。

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