子育ては「よい母親」より「幸せな母親」を目指す 12人を産み育てた助産師が辿り着いた境地

「よい母親」よりも「ハッピーな母親」を目指そう
母乳で育てるべき、手づくりするべき、いつも穏やかであるべき、しつけをするべき、いっぱい遊んであげるべき、習いごとをさせるべき……こうした、いわゆる「よい母親像」は、令和となった今なおキリがないぐらいたくさんあります。
「こうあるべき」という圧は、親自身に大きなストレスを生み出します。たとえば、「ママは子どもと一緒にすごすべき」というイメージが自分の中で強すぎると、保育園に預けることに罪悪感を感じ、一緒の時間をすごせない自分は「よい母親」にはほど遠いと自らを追い込む結果になります。大きなプレッシャーと無力感の間に、多くのママが混乱しています。
12人育ててきて実感しているのは、ママパパ自身の心の満足度が高い状態こそが、子どもにとっていちばん大切だということ。完璧じゃなくても、手づくりじゃなくても、失敗しても、親が笑顔なら子どもはハッピーなんです。
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