被害額1億円超!日大重量挙部等の深刻な不祥事 年初から捜査か、「本当にこれだけか」の声も

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日大では相変わらず、林執行部のガバナンスが働いていない。先の幹部が吐き捨てた。

「林理事長は重量挙部の問題などさして関心がないのでしょうね。アメフト部、重量挙部と立て続けに起きた事件のこの間、ご自分は学内でドーナツを配ったり、東京湾のクルージングパーティをやってみたり、と世間受けするようなイベントに熱心でした。足元の不祥事などまるで他人ごとのような印象です。対して、篠塚常務理事はといえば、学内では『次の理事長ポストを狙ったパフォーマンスだ』と揶揄する幹部もいて、孤立して味方がいません。実際、あそこまで求心力がないと、理事長になっても組織ガバナンス上難しいのでは」

スケート部と陸上部にも

すでに監督の難波には懲戒解雇の処分が決まった。が、この手の不祥事は重量挙部だけの問題にとどまらない。重量挙部に続き、スケート部と陸上部にも似たような案件が明るみに出ている。

9月のHP発表時点で、<確認できるかぎり少なくとも陸上競技部は10年間で、短距離部門6名、走幅跳等の跳躍部門14名、男子の円盤投などの投擲部門5名、スケート部は7年間でアイスホッケー部門29名の奨学生部員・保護者に対し、2競技部の幹部において、なんらの説明もしないままに、奨学生として免除された納付金の半額・全額ないし一部の当該競技部への振込を求めて徴収するという不適切な事例が幹部らの自らの申告又は幹部らからの聴取により判明しています>としている。

確定しているだけで3運動部員たちの被害額は実に1億1500万円を超え、学内からは「本当にこれだけなのか」という不信の声がしきりにあがっている。重量挙部の捜査は2025年の年明けから始まる見込みだ。これもまた底なしの不祥事のようにすら感じるのである。

(敬称略)

森 功 ノンフィクション作家

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もり いさお / Isao Mori

1961年、福岡県生まれ。ノンフィクション作家。岡山大学文学部卒業後、伊勢新聞社、『週刊新潮』編集部などを経て、2003年に独立。2008年、2009年に2年連続で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞」を受賞。2018年には『悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』(文藝春秋)で「大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞」受賞。『同和と銀行 三菱東京UFJ“汚れ役”の黒い回顧録』『ならずもの 井上雅博伝――ヤフーを作った男』『地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』『国商 最後のフィクサー葛西敬之』(以上、講談社)、『総理の影 菅義偉の正体』(小学館)、『鬼才 伝説の編集人 齋藤十一』(幻冬舎)など著書多数。

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