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キャリア・教育

動けない部下や子どもが自走するための接し方 知らぬ間にチャレンジ精神を奪ってしまっている

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さらに、「行動目標」のハードルを徐々に上げていくことで、最終的には「結果目標」も達成できるようになります。

後戻りが挑戦のハードルを下げる

相手に自信をつけてもらうためには、「成功体験」を積み重ねてもらうことが重要です。

『感情的にならず相手を「すぐやる人」にする34のコツ』(かんき出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ここまで読んで、部下や子どもに対して「新しいことに挑戦してもらわなくては」と考えた方もいらっしゃることでしょう。とはいえ、自信がない相手が新たなことに挑戦するのは、なかなかハードルが高いものです。

それを解決するために、「できているところ」から指摘しましょうと前述しました。しかし、自信のない相手に対して、いくら「できているところ」を指摘しても、「自分なんてたいしたことない」「自分には能力も実力もない」と自身を過小評価、謙遜したりしている場合、効果が出ないことがあります。

そんなときに、力を発揮するのが、「できるところまで戻る」ことです。

たとえば、苦手な算数の宿題を1人でできない子なら、「今日は、1人で算数の宿題をやってみよう」と挑戦を促すかわりに、「1人でもできる国語の音読からやってみよう」「宿題の前に、1人でもできる足し算・引き算の問題を解いてみよう」などと、できるところまでさかのぼる。

企画書を書くのが苦手なスタッフがいたら、いきなり「1人で企画書を書いてごらん」ではなく、まず、1人でも埋められる項目だけ書いてもらい、行き詰まったら一緒にやる。要するに疑似的な成功体験を積んでもらうのです。

この方法なら、確実に「自分にもできることがある」「1人でできた」という実感を得ることができます。この「できた!」という実感が、未知を嫌う脳の防衛本能を解き、新しいことにチャレンジするハードルを下げます。結果的にこれまで難しかったことでも1人でできるようになるのです。

人は後戻りすることに抵抗感を覚えるため、1人だとなかなか「できるところまで戻る」という判断ができません。その背中を押してあげるのがあなたの役割です。

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