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流行語が「死語」にならず世代を超えて定着する条件 「真逆」「夜ご飯」もかつては一般的ではなかった

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  • 石黒 圭 国立国語研究所教授、総合研究大学院大学教授、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授
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:……それは置いておこう。そういえば「わかりみが深い」って初めて聞いたな。よし、例文だ!

長女:そのまんまなんだけど?

:今日の長女は反抗的だな。

長女:それは、お父さんが私の分のアイス食べちゃうからでしょ。

:食べ物の恨みは怖いな。じゃあ、今度ハーゲンダッツを買ってやるから。

長女:ならよし。例文としては、「桜見て感動! 感激! 感涙! まではいかなくても、春になると、ふとお花見したくなるよね」「それな。わかりみが深い」などなど。

:確かに花見は毎年行くなぁ。

長女:でしょ。こういうときに「わかるわかる」「めっちゃわかる」「大いに共感する」というニュアンスで使うよ。

「食べたみ」の使い方は?

:他にはあるか?

長女:似たようなものだと「食べたみ」かな。

:そんなものまであるのか。

長女:これだから昭和は。

:うるさいぞ。

長女:ちなみに例文は「私が大事にしていたアイス、もうなくなっちゃったな。テストのごほうびとして、なけなしの財産はたいて1週間前から楽しみにしてたのになあ。せっかくテストがんばったのに。アイス食べたみすぎる」。

:悪かった。ハーゲンダッツ、箱で買ってやるから。……はあ、給料前なのに、つらみ。

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