「自分でやった方が早い病」かかる人の"根本原因" リーダーがこう考えると組織はダメになる

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しかしながら、自分が周りから求められている役割やスキルが変わっていることに気づかず、古いやり方を続けると、組織の成長を妨げてしまいますから要注意です。主任クラスがマネージャーに昇格した場合に起こりがちな「自分がやったほうが早い病」は、この典型なのです。

自分がいた世界の物差しで考えてしまう

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人間は、どうしても今まで自分のいた世界の物差しで見たり考えたりしてしまうので、新たな役割ではルールがガラッと変わっていることに気がつきません。

周りの環境が変わったわけではないのに、自分の役職が上がっただけで求められるスキルも変わっているなんて、気がつかないのも当然かもしれません。

せめてもの対策として、マネジメントレベルに応じて必要なスキルが変わることを知識として知っておきましょう。

役職が上がるたびにその変化を意識するようにすれば、こうした“よくある行き違い”を、多少なりとも防ぐ一助となるはずです。

あべき 光司 プロフェッショナルコーチ/税理士・EMP税理士法人代表

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あべき こうじ / Abeki Koji

1975年生まれ。大阪府高槻市出身。大阪外国語大学(現在の大阪大学外国語学部)卒業後、大手システム会社でデータベース設計、業務システム分析などを担当。その後、ITベンチャー企業を経て税理士に転身。2016年に税理士として独立。ITやコーチングのスキルを活用し、創業9年目でグループ全体で従業員160人、税理士業界トップクラス(上位0.5%)の総合事務所に成長させた。また、離職率が高い会計業界で7年連続で離職率0%を誇る。障がい者の就労支援施設や飲食業など多角的な経営展開とM&Aを活用した支店設置などが業界内外で注目を浴び、5年前より「オーナー士業®超実践講座」を開講。2016年来、毎日配信のメルマガは通算号数2000超。平均開封率17%程度のメルマガ業界にあって、異例の開封率40%超をコンスタントに叩き出している。コーチング業界での最大団体である国際コーチング連盟認定のプロフェッショナルコーチでもあり、コーチングセッションは通算2500時間超。著書に『オーナー士業になって、たちまち年商1億円を突破する方法』(すばる舎)がある。

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