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サントリー社長交代「同族経営回帰」が称賛のワケ 新浪社長には厳しい意見…「プロ経営者」はなぜ嫌われる?

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  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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他の「プロ経営者」といえば、2024年7月には魚谷雅彦氏が資生堂取締役代表執行役会長CEOを退任することが発表された。

新浪氏がサントリーHDの代表取締役に就任したのと同じ2014年、魚谷氏は資生堂の代表取締役に就任しているが、140年を超える歴史を誇る同社で、役員経験のない人物が初めて抜擢されたと注目を浴びていた。

魚谷氏の就任後、低迷していた同社の業績は大きく回復した。しかしながら、魚谷氏が退任を発表した2024年は赤字に転落しており、経営者としての能力の限界も指摘されていた。

また、プロ経営者というと元日産CEOのカルロス・ゴーン氏を思い浮かべる人も多いかもしれない同氏は、2018年に金融商品取引法違反、特別背任で起訴され、2019年には密出国し、海外逃亡している。

アップルコンピュータ日本法人、日本マクドナルドホールディングス、ベネッセホールディングス、ゴンチャジャパンの社長を歴任した原田泳幸氏もプロ経営者として有名だが、原田氏は、ベネッセ―ホールディングの業績不振を脱せないまま代表取締役を退任。その後の2021年、ゴンチャジャパンのCEO時代に、妻への暴行容疑で逮捕され、同年CEOを辞任している。

プロ経営者といえども万能ではないし、業績が低迷したとしても、すべて経営者の責任であるとも限らない。しかしながら、プロ経営者は「成功するのは当然」とみなされがちである。

一方、新浪氏の場合、10年間にわたるサントリーHDの業績は好調に推移している。下記に過去10年のサントリーHDの業績をまとめているが、2023年には、初の営業収益(売上)3兆円を突破している。

新浪氏が社長に就任してから10年間のサントリーHDの業績推移(筆者作成)

新浪氏が社長に就任する直前、サントリーHDはアメリカの蒸留酒大手・ビームを買収している。ビームとの経営統合を成功させ、グローバル化の推進への足掛かりにすることが、新浪社長の大きなミッションだったとされる。

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