就職率の算出には、「実就職率」とも呼ばれる、分母を就職希望者ではなく卒業者数から大学院進学者数を引いた数字を採用している。計算式は、就職者数÷(卒業者数ー大学院進学者数)×100だ。
なお、研修医は就職者数に、看護科の助産別科は進学者に含んでいる。一般に使われている文部科学、厚生労働両省の共同調査の実就職率は、「専門学校進学」「自営業」「資格取得」などを卒業者数に含むため、それに比べると数値は低くなりやすい。
データは2022年度(2023年卒)のものとなる。ランキングを見ていこう。
1位は就職率100%で7校が並んだ。総合ランキングが8位と最も高かったのは豊田工業大学。トヨタ自動車の社会貢献の一環で創設され、同社が財政を支援する。学生数500人程度の小規模校だが、就職率100%に加え、大手企業などの400社就職率も慶應などを抑え全国1位。社会からの評価の高さがわかる。
他6校は東京歯科大学、常磐会学園大学、福岡看護大学、大阪総合保育大学、日本赤十字北海道看護大学、長岡崇徳大学と医療、看護、保育などの大学が並ぶ。
上位10位に入った国公立の大学は?
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら