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「本当に強い大学ランキング」就職力が強いTOP50 就職率や上場役員輩出数で評価、1位は慶應大

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定量データを基に算出する「本当に強い大学ランキング」。ここでは「就職力」で高いポイントを得た上位50大学を紹介。

慶應義塾大学
就職力トップは慶應義塾大学(写真:MARODG / PIXTA)

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少子化が進み大学の募集停止が相次ぐなか、政府は理系強化の方針を打ち出す。ターニングポイントを迎える中、大学側はどう対応するのか、そして実力を発揮する「本当に強い大学」はどこか?  『週刊東洋経済』の臨時増刊『本当に強い大学2023』では、大学の現状や課題について網羅している(アマゾンでの購入はこちらから)。
ここでは、その誌面で作成したデータを活用し、各種ランキングをお届けする。今回は、「本当に強い大学ランキング」の就職力版だ。
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「本当に強い大学ランキング」は、比較可能な定量データを用いて、受験偏差値では測れない大学の実力を算出するランキングだ(全国のトップ100大学のランキングはこちら)。

2006年から、指標や対象大学数に若干の変更はあるものの、ほぼ同じ方式で毎年ランキングを発表している。

対象は、800大学以上に上る日本の大学のうち、本誌が昨年3月に実施したアンケートに回答し、かつ2021年度の財務諸表が入手できた大学。比較が難しい株式会社立大学や文部科学省管轄外の法人、大学院大学、専門職大学などは対象から除いている。結果、国公私立合わせて563大学がランキングの対象になっている。

なお、2022年4月に統合した大阪公立大学(大阪市立大学、大阪府立大学)、同じく兵庫医科大学(旧兵庫医科大学、兵庫医療大学)は、一部、統合前の各大学の合算数字を使ってランキングの計算をしている。

大学の4つの力を評価

ランキングで重視しているのは大学の4つの力。1つ目は、学生に付加価値を与える「教育・研究力」、2つ目は、教育力のわかりやすい成果である「就職力」、3つ目はそうしたアウトプットの基盤となる「財務力」で、4つ目はグローバル時代への対応力を見る「国際力」である。

この4つの力を表す定量データを3〜4選び、計13の指標で評価した。各指標の数値は偏差値にしてポイント化し、平均偏差値を総合ポイントとしている。

今回は、この4つのうち「就職力」に焦点を当て、上位50校の「本当に強い大学」を紹介していく。

就職力の指標は「就職率」「(上場企業)役員数」「(有名企業)400社就職率」の3つ。いずれも数値が高いほど高ポイントになる。

「就職率」は各大学のホームページなどで公表されている数値ではなく、卒業者数から大学院進学者数を引いた数を分母とした「実就職率」をポイント化した。

「(上場企業)役員数」は、上場企業の現役役員を務める、大学院を含む卒業生の数を偏差値でポイント化。「(有名企業)400社就職率」は就職の質に着目し、日本を代表する400社に就職した卒業生の割合を算出している。

ランキングでは、総合ポイントのほか、総合順位も記載している。各指標の出所や計算方法については、記事末尾に記載しているので参考にしていただきたい。

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