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ライフ #隣の勤め人の「すごい趣味」

"サウナ230カ所巡った"彼女の「心が整う」働き方 会社が副業を後押し、ライターとしても活動

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  • 横山 瑠美 ライター・ブックライター
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翌日、家からいちばん近いサウナをネットで検索して訪問した川邊さん。ドラマの主人公と同じように「サウナ→水風呂→休憩」のサイクルを忠実に実践してみて、「これはすごいな」と思ったという。

「めちゃくちゃすっきりして、頭の疲れが取れる感覚がありました。まるで、カチカチになった脳みそがやわらかくなって、そこから疲れだけがフッと消えたような感じです。これまで味わったことのない感覚でしたね。その夜はぐっすり眠ることができました」

くらすサウナつるぎ(富山県)。木造建築の一軒家を貸し切りする1日1組限定のサウナ施設(写真:佐々木麻帆)

この体験を機に、川邊さんは「1週間仕事を頑張ったご褒美」として仕事が休みの毎週末、サウナに入るようになった。ドラマに登場する施設の「聖地巡礼」をしたり、北海道や九州へのサウナ旅に出かけたりするようになり、5年で230カ所以上のサウナを体験したという。

川邊さんがサウナに入るのは週1程度で、決して多いほうではない。それでも、サウナに通い始めたことで、自分が疲れているかどうかがわかるようになった。これは、川邊さんにとっては大きな変化だったようだ。

「それまでは自分が疲れているのかどうかすらわからなくて、つねに頑張り続けるタイプでした。でも、サウナで頭がすっきりと軽くなる感覚を何度も味わううちに、自分の中に『疲れの取れた状態』という基準ができました。いまでは、その基準を上回る疲れが出たら、『メンテナンスしなきゃ』と自分をいたわれるようになりました。休み方がわかるようになったんです」

自分が心地よいのがいちばん大事

川邊さんがサウナに入るのは、会社が休みの土日がほとんど。サウナ友達の口コミをもとに行きたい施設を決める。夕方〜19時ごろからサウナ施設へ行き、1時間から1時間半ほどサウナや水風呂を堪能している。1人で行くこともあるが、最近は友人と行くことが多いという。

「お互いすっぴんで裸だし、飲食もできるので、一緒にサウナに行った人とは心の距離が縮まりやすいと思います。何をどれくらい楽しみたいかは人によって違うので、女性の友人と行っても、浴場ではおのおの自由行動です」

rinne 2nd living(栃木県)。曲線が特徴的なバレルサウナ。デッキの椅子で外気浴できる(写真:佐々木麻帆)

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