"サウナ230カ所巡った"彼女の「心が整う」働き方 会社が副業を後押し、ライターとしても活動

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サウナ 川邊実穂
URASHIMA VILLAGE(香川県)。バレルサウナの海側は一面窓。サウナ後は瀬戸内海に飛び込む(写真:佐々木麻帆)
仕事が終わって帰宅したら疲れて何もできない──。そんな人がいる一方で、時間、体力、お金をやりくりしながら趣味に没頭するビジネスパーソンがいる。彼らはなぜ、その趣味にハマったのか。どんなに忙しくても、趣味を続けられる秘訣とは。連載 隣の勤め人の「すごい趣味」では、仕事のかたわら、趣味をとことん楽しむ人に話を聞き、その趣味の魅力を深掘りする。

原田泰造さん主演のドラマ「サ道」(テレビ東京系)をきっかけに、初めてサウナを体験した人は多いのではないだろうか。

今回ご紹介する、川邊実穂さんもその1人。サウナ好きが高じてサウナライターとして活動しているが、じつは彼女の本業は株式会社NTT DXパートナーに勤務する会社員である。「サウナを趣味にしてから人生が好転した」という川邊さんに、サウナの楽しみ方やサウナが自身に与えた影響について聞いた。

「1週間のご褒美サウナ」5年で230カ所訪問

それまで趣味らしい趣味を持たなかった川邊さんが、サウナにハマったのは2019年秋。たまたま予約録画されていた「サ道」を見たのがきっかけだった。

「『孤独のグルメ』を録画したつもりだったのですが、偶然『サ道』が録れていて。『サ』に『道』って何……?と思って見始めました。サウナのドラマと知っていたら見なかったと思います。それぐらい、当時はサウナに興味がありませんでした」

しかし、夕飯を食べながら横目で見始めた「サ道」に次第に夢中になる。30分足らずのドラマを見終えたころには、サウナが気になって仕方がない状態になっていた。

「主人公の原田泰造さんが白目をむかんばかりに『ととのった〜!』と言う姿を見て、何なんだこれは!? と気になって。自分でもサウナを体験してみたくなったんです」

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