チロルチョコ「虫混入?」騒動対応が見事すぎた訳 迅速な対応と、消費者コミュニケーションの妙
チロルチョコ公式Xは、同日夜に「投稿主にDM(ダイレクトメッセージ)を送っている」としつつ、「毎年発売の季節商品と思われますが 今年は2週間後の発売のため、昨年以前に発売された商品と推察されます」と投稿した。
さらに翌日には、投稿主本人と家族から謝罪連絡を受けたとして、「最近購入したという事実は誤認であること、ご自宅での保管状況がよくなかったこと」を続報として伝えた。
また、投稿主のアカウントでも、これと前後して「保護者」を名乗る人物から、「保存状態の悪いまま長期間保管していたもの」だったと、謝罪投稿がされた。
チロルチョコの一連の対応をめぐっては、「企業広報のかがみだ」「迅速な対応で素晴らしい」など、ネットユーザーから称賛の声が寄せられている。3連休中の対応ということもあって、そのスピード感に驚く声も多々あった。
過去にSNS投稿で発覚した食品への異物混入
食品への異物混入は、商品イメージの低下につながる。とくに虫などの生物が、製造過程で混入したとなれば、場合によっては一時的な生産中止も必要となる。SNS投稿で発覚した例として、最も有名なのが「ペヤングソースやきそば」の事案だろう。
2014年12月に、SNS上に虫が混入しているという画像が投稿され、製造元のまるか食品は生産と販売を中止した。当初は「製造過程で混入した可能性は考えられない」と全面否定していたが、後にその可能性を認めた。
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