【NASA発表】月面着陸、意外すぎる9つの候補地 「アルテミス計画」日本人宇宙飛行士2人も月へ

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月の「日当たり」が鍵となる。写真は月を模擬したNASAの実験室(Credits: NASA/Uland Wong)
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「火星移住」「月面着陸」などのニュースから、UFO宇宙人の話題まで、私たちの好奇心を刺激する「宇宙」。だが、興味はあるものの「学ぶハードルが高い」と思う人も少なくない。
だが「ブラックホールの正体は何なのか」「宇宙人は存在するのか」など、現代科学でも未解決の「不思議」や「謎」は多く、知れば知るほど知的好奇心が膨らむ世界でもある。また、これらの知見を得ることで視野が広がり、ものの見方が大きく変わることも大きな魅力だ。
そんな宇宙の知識を誰でもわかるように、「基本」を押さえながらやさしく解説したのが、井筒智彦氏の著書『東大宇宙博士が教える やわらか宇宙講座だ。「会話形式でわかりやすい」「親子で学べる」と読者から称賛の声が届いている。
その井筒氏が、「NASAが発表した月面着陸の候補地の意味」について解説する。

「アルテミス計画」第3弾、意外な候補地

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先月29日、NASAは、「アルテミス計画」の第3弾にて、宇宙飛行士が月面着陸する候補地を9カ所に絞り込んだと発表しました。9カ所はすべて、「月の南極」付近です。

アルテミス計画とは? いったい、なぜ月の南極に?

今回は、月の基本をおさえながら、ニュースの意味を紐解いていきましょう。

アルテミス計画とは、NASAが提案する月面探査プログラムの総称です。月面に基地をつくり、人が持続的に活動することを目指しています。

アメリカ、日本、カナダ、イタリア、UAEなど、現時点で50カ国近くが参画する国際プロジェクトになっています。

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