「愚痴は無駄だ」と言う人へ"人生が変わる真実" 生産性を落としかねない愚痴も、対応の仕方次第
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奥さんの愚痴は共感するだけでいい。ところが、これが難しい(写真:siro46/PIXTA)
研修の企画・講師を年200回、トータル2000社、累計2万人を超えるビジネスリーダーの組織づくりに関わってきた組織開発コンサルタント・高野俊一氏による連載「上司1年目は“仕組み”を使え!」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボによりお届けする。
奥さんの愚痴、共感を示せというけれど
以前、奥さんの愚痴は共感するだけでいい、と書きました。
ところが、これが難しい。
ビジネスの世界では、「知っていることとできることは違う」とよく言いますが、奥さんの愚痴に共感を示すことほど、わかっていてもできないことはないように思います。
男性にとって、奥さんの愚痴に共感を示すのが簡単でないことには理由があります。
男性は問題解決を好む傾向があり、他人の愚痴を聞くと適切な対処法を考えたくなってしまうのです。
しかし、女性が愚痴を吐くのは、「ただ言いたいだけ」。解決を求めているわけではありません。
だからこそ、共感さえしていればいいのですが、聞く側の男性はそこでとどまることができません。どうしても具体的な解決策を考えてしまうのです。
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