
初婚なら結婚。再婚なら事実婚――シニア男性がそう考える理由とは(写真:プラナ/PIXTA)
皆婚時代は、はるか昔のこと。結婚への意識が変わっていったのは、女性が社会進出をするようになった1980年代からだといわれている。
また近年、インターネットやSNSの普及により、仕事や趣味の時間を重視するライフスタイルが広がり、結婚を焦らない人々がますます増加した。そんななかで、1つ屋根の下に暮らすという夫婦のスタイルにも変化が起きている。
仲人として婚活現場に関わる筆者が、リアルな婚活者の声を交えながらテーマ別に婚活を考えていく連載。今回は、変わりつつある「結婚のカタチ」について考える。
名前は自分のアイデンティティ
ようこ(37歳、仮名)が、入会面談にやってきたときに言った。
「私は結婚しても夫婦別姓を希望していて、自分の苗字は変えたくないのです。それでも結婚相談所で活動することはできますか?」
もちろん、独身であるなら登録して活動はできる。しかし、なぜ夫婦別姓を希望するのか。
「自分の名前は、自分の歴史や人生を表す大切な一部だと思っています。結婚したからといって名前を変えることに違和感があります」
ようこのように、名前は自分のアイデンティティ。だからこそ大切にしたいと考えている人はいるだろう。
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