7カ月で退会、48歳女性が見た「婚活男性のリアル」 「結婚するつもりがない」男女が急増する背景

✎ 1〜 ✎ 173 ✎ 174 ✎ 175 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
最近は「結婚に向いていない」と思う男女は少なくないようです(写真:Ushico/PIXTA)
結婚相談所で仲人をしていると、独身男女の結婚観が変わってきているのを肌で感じる。結婚への執着がどんどん薄れてきている気がする。「独身生活は快適だけれど、ここで一度くらい婚活をしてみようか」と入会してくるのだが、数カ月活動をすると、「婚活してみて、自分には結婚が合わないことがわかった」という結論を出して、退会していくのだ。
仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、『現代の独身男女の変わりゆく結婚観』について考えたい。

婚活よりも1人のほうが楽しい

みわ(49歳、仮名)は筆者の結婚相談所に入会して半年間活動をし、「退会したい」と申し出てきた。そして、こんな理由を語った。

「いい人がいれば一緒に生きていきたい、という気持ちは今もあるのですが、その人に出会えるまで婚活を続けたいかというと、それはしんどい。さほど結婚に対する強い気持ちが自分にはないということに、婚活をしてみて改めて気づきました」

さらに、お見合い婚活した感想をこんなふうに言った。

「人に会うのは好きなほうなんですが、ジャッジしつつされつつのお見合いは、仕事の面接や営業に似ていて、予想以上に気疲れが多かったです。また、大切な週末が、自分の趣味や楽しみに使えず、お見合いで潰れてしまうのももったいないと感じるようになりました」

そして、こう締めくくった。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事