実は落ち込みやすい「のんびりタイプ」の人。指導するならチーム内での貢献を具体的に認め褒めるのがカギ

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科学的に裏付けられた教えるスキル
「何事ものんびり構えるタイプ」の人は、人から心配されることが苦手なので、基本的にはそっと見守る姿勢が必要です(写真:kapinon/PIXTA)
星稜高校野球部を甲子園決勝へ導く、女子スピードスケート髙木菜那選手が平昌五輪で2つの金メダル獲得、サポート企業が技能オリンピックで世界一になるなど、メンタルコーチとしてビジネス・スポーツの両分野で実績を残してきた飯山晄朗(いいやま・じろう)氏。
飯山氏は、「脳科学の見地から指導をしていますが、人にはそれぞれ『脳思考タイプ』というものがあり、それを知ることで指導効果も確実に出ることがわかっています」と言います。
本記事では飯山氏の著書『科学的に裏付けられた教えるスキル』から、一部を再編集、書き下ろしでお届け。「何事ものんびり構えるタイプ」の人に言ってはいけないこと、またどのような言動をこころがけるようにすればいいのか、紹介していきます。

悩みやすい傾向がある「何事ものんびり構えるタイプ」

「何事ものんびり構えるタイプ」の人は、感受性豊かで人の気持ちに感応しやすく、その場のムードや雰囲気を感じ取る傾向があります。

感情を優先して、狭くても深い関係を求めます。

穏やかで優しく、豊かな反応力や感応力を持っていますが、他人からの言葉に影響を受けやすく、悩みやすい傾向があります。

ひと言で表現すると「何事ものんびり構えるタイプ」となりますが、この人が激情して自分の感情をコントロールできなくなったときには、一見良い人のように見えますが、実は、自分を守るためだけの優しさになってしまい、まさに八方美人で周りに良い顔をするという傾向があります。

また、内側にストレスを向けてしまうのも特徴で、ひどく落ち込み、ひいては鬱状態になる場合もあります。

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