実は落ち込みやすい「のんびりタイプ」の人。指導するならチーム内での貢献を具体的に認め褒めるのがカギ

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①やる意味を見いだせないと動きづらい

特徴を表すキーワードは下記のとおりです。

「親和的、貢献的、利他的、内的感情性を優先」

このキーワードを意識した言葉がけが効果的です。

目標に向けて、チームメンバーと連携、調整しながら皆で一緒に取り組もうとしていくタイプです。

こだわるのは、チームメンバーと友好的な関係性が築けているかどうかです。

チーム内の雰囲気に敏感で、チームの和を乱すような行為をする人には厳しい目を向けます。

チームの中でメンバーとどのように関わっていくのが良いのかについて一緒に考えることが必要です。

指導の際に大事なこととしては、目標に向けて、やると決めたことは強い意志を持ち、粘り強く取り組むことが得意ですので、やる意味を見いだせるようにサポートしてあげましょう。

「この目標があなたにとって重要な理由は何か」
「この取り組みが、あなた自身のどんな価値観や目標に合っているか」
「あなたの取り組みが周りの人やチームにどんな影響を与えると思うか」
「今回の取り組みで得られる成果は、あなたにとってどんな意味を持つか」

といった問いを使ってサポートしてみると良いでしょう。

次のアクションに目を移せるようにサポート

②チームでの役割を明確にしないのはNG

自分の言動が他のメンバーにどのように映っているかを常に気にしているので、自分の役割やチームへの貢献度について考えさせるようにサポートしてあげましょう。

「このチームであなたが果たすべき役割は何か」
「チームの目標に向けてあなたが得意とすることで貢献できることは何か」
「チームの中でどのように立ち振る舞えば良いか」
「他のメンバーとどのように連携すれば、もっとスムーズに進められるか」

といった問いを使ってサポートしてみると良いでしょう。

失敗したとき、落ち込んだ態度を見て慰めるように接することは控えたほうが良いでしょう。人から心配されることが苦手なので、基本的にはそっと見守る姿勢が必要です。

また原因を追求するとさらにネガティブになってしまう可能性があるので避けます。

気持ちを切り替えて、次のアクションに目を移せるようにサポートしてあげましょう。

「いま感じていることを言葉にすると、どんな表現になるか」
「誰かの役に立ったと思えることは何か」
「この経験を次に生かすとしたら、具体的にどうするか」
「これを乗り越えた後、どんな良い未来が待っていると思うか」

といった問いを使ってサポートしてみると良いでしょう。

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