セブンの「上げ底弁当?」が今また"猛烈批判"の訳 値上げによる客離れを恐れ、ファン離れが発生か

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実際、ネット上では「昔は『どうなの?』って思う商品もあったけど、今は改善されてるよ」的な声も見られる。

セブンイレブンのカレー
なお、こちらは担当編集者が購入したビリヤニ。表から見ると、米も具も多く入っているように見えるが…(編集部撮影)
セブンイレブンのカレー
裏側から見るとこんな感じ。表面に対し、底の面積は3分の2程度くらいだろうか(編集部撮影)
セブンイレブンのビリヤニ
さらに、具の部分は大きくえぐれていた(編集部撮影)

とは言え、このビリヤニに関して言えば、お腹いっぱい食べたいと思って購入した人なら、少し物足りなく感じるのも仕方がないとも感じた。それなら、800円程度にして、もう少し具を多くしたほうが、嬉しいと感じる人もいそうだ。

「ステルス値上げ」などは昔から指摘されていたが……

商品レビューがやや長くなってしまったが、今回の批判について、筆者は非常に興味深く感じた。なぜなら、こうしたステルス値上げや、ネット上で「パッケージ詐欺」などといわれる商品は、これまでも存在してきたからだ。

サンドイッチなどが典型だろう。正面からはぎっしり詰まっているように見えるが、中を開けると具材がなくスカスカ……なんてことが、真面目な法律系ニュースサイトで報じられたりもした(「セブンのサンドイッチ、『中身スカスカ』で騒動に…『上げ底惣菜』に法的問題は?」(弁護士ドットコムニュース/2020年10月24日)。

また、とある飲料商品で、パッケージが飲み物と同じ色をしていて量がわからない(意図的にそうしてる?)例もあり、「優良誤認表示では?」なんて意見もあった。

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