「無料のモノはもらわない」お金のマイルール 日々を健やかに過ごす「失敗を許容するお金」

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佇む女性
日々のお金の使い方を見直すだけでも、気持ちのあり方は変わりそうです(写真:Fast&Slow / PIXTA)
音声プラットフォーム「Voicy」のチャンネル「学びの引き出しはるラジオ」でパーソナリティーを務める尾石晴さん。尾石さんの新著『からまる毎日のほぐし方』より一部を抜粋し、ご紹介しています。
今回は「お金の使い方」をテーマにしたエッセーです(前記事「ミドルエイジが歳を重ねることに不安を感じたら」)。

「無料」にからまる

お金のルールは細かく決めていないけれど、生活全般+お金に関わるルールでひとつだけ守っていることがある。

それは、無料のモノをもらわないということだ。

笑顔で差し出されるラップやタオル類、普段使わないメーカーのボックスティッシュ、ホテルのアメニティ類、化粧品やお菓子の試供品。商品を買うとついてくる販促品類、イベントで配布されるエコバッグなどなど。

あれば使うかもしれないが、なくても困らないそれらのモノ。

それらを手渡される3分前までは、自分にとって必要かどうか、考えたこともなかったモノたち。

多くの人は、なんとなく「じゃあ」と思い、もらっていくのだろうけれど、私は数年前から、これらの無料のモノをもらわないことにしている。お気持ちだけと言って断る。

これらのモノを持ち帰っても、困るわけではないし、子どもからすれば喜ぶ品かもしれない。でも遠慮している。なぜか?

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