デートにおける食事の“割り勘論争”は、すでに語り尽くされた感がある。
今や割り勘にするか、男性がごちそうするかは、そのカップルに委ねられている。おごってくれない男性が嫌ならば、そうした男性とは付き合わなければいい。男女平等の社会なのだから、割り勘のほうが気楽でいいと思っている女性も多い。
仲人をしながら婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて、婚活事情をさまざまなテーマ別に考えていく当連載。今回は「割り勘すぎる問題」について、事例をもとに考えてみる。
割り勘のほうが気楽だと思う
きみえ(41歳、仮名)は、公務員で働く自立した女性だ。彼女は、入会面談のときに、こんなことを言っていた。
「公務員の世界って男女の賃金が平等なので、役所で催される行事や宴席のときに、会費が男女同金額なんですね。私はそうした環境にいるので、割り勘には抵抗がありません。むしろごちそうになっちゃうと、相手に借りを作ったようで気が重い」
そこで筆者は、結婚相談所でのお見合いは、お茶代を男性側が払うというのが了解事項なっていることを話した。
ただ、このときに女性は、ごちそうになることに当たり前の顔をするのではなく、「お支払いはどうしたらいいですか?」と、確認することを忘れてはいけないとも付け加えた。
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