ホンダ「N-VAN e:」電動化で激変した走りに驚愕 見た目や魅力そのままで中身は別物に進化した

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N-VAN e:のリアビュー。写真左がe:FUN、写真右がe:L4
N-VAN e:のリアビュー。写真左がe: FUN、写真右がe: L4(写真:三木宏章)

ガソリン車でいえば、e: L4はスタンダード、e: FUNは筆者も乗っているFUNグレードに相当。e: Gやe: L2はBEVのみの設定となる。また、ガソリン車の場合は、NA(自然吸気)エンジン搭載車にスタンダードのGとL、FUNに加え、アウトドア・テイストを盛り込んだFUNの特別仕様車「STYLE+ NATURE」も用意。さらにターボ車のFUN・ターボもあるほか、全タイプにFFと4WDを設定。また、オートマチックのCVT車に加え、GとFUNには6速MT(マニュアル・トランスミッション)車も揃え、多様なニーズに対応している。

N-VAN e:と従来のガソリン車では、外観的に大きな差はない。e: FUNは、ガソリンのFUNグレードと同じく、愛らしさも演出する丸目LEDヘッドライトを採用。e: L4やe: G、e: L2は、ガソリンのスタンダード車と同じハロゲンタイプのヘッドライトを装備する。

フロントグリルに2つの充電口を装備

N-VAN e:のフロントグリル。左側に普通充電、右側に急速充電の充電口を装備する
N-VAN e:のフロントグリル。左側に普通充電、右側に急速充電の充電口を装備する(写真:三木宏章)

N-VAN e:の外観上でガソリン車と大きく異なるのはフロントグリル。普通充電と急速充電の2つの充電口を設けたほか、ブラックをベースに白や青、赤などの点模様が入った新型を採用している。これは、リサイクル材を使用することで、環境にも配慮したものだ。色付きの点々は加工時にできるのだが、その模様は1台1台違っており、これにより愛車に特別感を演出する効果も狙っているという。

ピラーレスの大開口は、N-VANと共通となる
ピラーレスの大開口は、N-VANと共通となる(写真:三木宏章)

また、1370mmの荷室高を確保するなど、N-VAN e:は室内の広さや使い勝手の良さもガソリン車と同等だ。とくにガソリン車のN-VANは、通常は後席や荷室下にある燃料タンクを前席下へ配置する独自技術「センタータンクレイアウト」を採用し、軽商用バンとしてトップクラスの広い荷室空間を持つことが魅力だ。また、後席シートだけでなく、助手席側シートにもダイブダウン機構を採用。3席ともに、背もたれを前に倒し、シート自体をフロアに収納する機能を持つことで、ほかの軽商用バンにはない、フラットで広々とした荷室を作り出すことも可能としている。

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