痩せたいなら「ジムには風呂目的で通う」が"正解" 「運動する習慣を付けよう」なんて考えなくてOK

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

芸能人やスポーツ選手が、「ブレイクする」というのもこのポイントです。その後は、2次曲線をたどるように、さらにさらに急上昇していきます。これが「成長曲線」というものです。

世の中の成功者というのは、このティッピングポイントを超えるまでやり続けた人とも言えるでしょう。

習慣化のプロセスもこれに類似しています。

最初は成果が出ているかすらわからない。それでも続けていくことによって、定着化が進む。やがて、はっきりとした成果が出てくる。そして、このときにはすでにオートマチックにその習慣を日々行っているので、さらに成果は上がっていく。

がんばらない、無理しない

このように、習慣化でも、成果が表面化する前に、途中で止めてしまう率を下げていくことが重要です。一時期がんばるのだけど、日々粛々とやることができない。この悲しい現実から脱却したいものです。だから、がんばらない。無理しない。それでいて日々粛々とやることはやる。これが大事なのです。

改訂新版 自分を変える習慣力
『改訂新版 自分を変える習慣力』(クロスメディア・パブリッシング)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

あらためて、ここでのいいニュースは、がんばる必要がないということです。念を押しますが、がんばらないでください。

そして、その代わりあれこれ考えず、やることをやり続ける。このスタンスが習慣化の最短距離であり、成功への道です。

ライバルは他の誰でもありません。昨日の自分自身です。少しずつ、毎日歩みを進め、昨日の自分をちょっとでも超えていく。この姿勢が大切なのです。

一般的には習慣化への取り組みは、なかなか成功に至ることがありません。そんななか、これまでお話ししたことを知ったからには、もう安心してください。潜在意識を安心させながら、意志の力の消費を抑え、がんばらないで、粛々と続けていくのが、肝なのですから。

三浦 将 人材育成・組織開発コンサルタント/エグゼクティブコーチ

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

みうら しょうま / Syoma Miura

英国立シェフィールド大学大学院修了(理学・経営学修士)、大阪府立大学工学部卒。大手広告会社、外資系企業を経て、人材育成コンサルティングや企業研修を行う、株式会社チームダイナミクスを2014年に設立、代表取締役に就任。アドラー心理学やコーチングコミュニケーションを基にした独創的かつ効果的な手法で、リーダーシップ開発、チームビルディング、社内コーチ養成プログラムなどを中心に、企業をサポートしている。著書に『自分を変える習慣力』『相手を変える習慣力』などがある。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事