痩せたいなら「ジムには風呂目的で通う」が"正解" 「運動する習慣を付けよう」なんて考えなくてOK

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だから、初期は無理な食事制限や過度な運動は控えることが大切になってきます。苦痛の感情を作ってはいけないのです。

ランニングの例でいえば、毎日10キロではなく、毎日1キロでも、300メートルでもいいのです。少し物足りない程度で、「もうちょっと走りたい」くらいの方が、むしろいいです。

これを3週間続ければ、毎朝走ることが「当たり前」になってきます。「もうちょっと走りたい」くらいの感覚で続けていると、走ることが 「快の感情」 と結び付いてきます。

先ほどの毎日10キロのケースとは、正反対の感情が生まれてきます。そして、それに合わせ、自分のペースで2キロ、3キロと距離を増やしていけばいいのです。これが、潜在意識をうまくコントロールしながら、プログラムを書き換えていく最良の方法です。

スポーツクラブは風呂のために通う

スポーツクラブに通うにしても、最初からハードメニューをやれる人はいいですが、それを無理にやる必要はありません。むしろ、やらないでください。

極端な話、お風呂が大好きな人なら、最初のうちは、マシンなどを一切使わず、お風呂だけ入りに行くのでもOKです。

大きな減量効果は表れませんが、大好きなお風呂に入っている時間の至福感と、そのスポーツクラブ自体のイメージが結び付いてきます。そして、数回が過ぎると、そのスポーツクラブの施設、レセプションの雰囲気、ロッカールームの感じ、マシンが置いてあるスペース、そしてサウナの場所などと、その快の感情が強く結び付いていることに気が付きます。

これがまさに、潜在意識が安心している状態です。

好きなことだけやりに行くのだから、自然にそうなります。この間は、決して体重減などの成果を求めてはいけません。実際に「通っている」という事実の積み重ねが、あまり思考や判断を介せず、スポーツクラブに向かうという習慣を定着させていくのです。

この快の感情と通う感覚の定着が進むことで、初期の目的は達成です。あとは少しずつ自分に合った運動量に増やしていけば、習慣化はほぼ完成。

気づいた頃には、絞り込まれた肉体が、そのスポーツクラブの鏡に映っているという現実が訪れます。

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