成長曲線というものをご存じの方も多いと思います。
仕事でも習い事でも、それに費やした時間と、実際に表れてくる成果とは、ある関連性があるという話です。以下に示したものが、成長曲線。ここからは、習慣化をこの成長曲線を例にしてお話しします(※外部配信先では図を閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。
ティッピングポイントを超える
例えば、新しいビジネスを始めるとします。
最初は、知識も経験も少ないので、要領もわからず、半ば手探りです。当然成果はなかなか出ません。それでも続けていると、徐々に成果は出るものの、満足のいくレベルまでには程遠い現実が続きます。
初期においては、費やす時間や労力と現れる成果が正比例しにくいのです。多くの人は、このあたりでやめてしまいます。
そんななか、何パーセントの割合で続ける人が出てきます。続けていくと、まわりに高い成果を出す人が何人も出現してきます。そして、自分が出している成果とのギャップに焦りを感じます。
こんなことが続くと、また何パーセントかが脱落します。それでも続けている人は、かなりの経験と知識を積んできているので、習慣化のコツを掴み、うまく自分でコントロールできています。
やがて、あるポイントが訪れます。それが、先の図にもある「ティッピングポイント」です。そのポイントを超えると、急激に成果が出始めます。正比例以上のベクトルをもって、費やす時間に対しての成果が急上昇するのです。
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