"ポジティブな感情になるスイッチ"押すのは自分 ハイパフォーマンスを出す人のメンタル向上術

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3 「レジ待ち」トリガー

買い物中のレジ待ちのときに「今の私が感じている『今ここ』感覚とポジティブな『気』は、1から10のあいだのどの程度か?」と自問している。この質問によって、自分の心の状態を点数で自己評価し、自分の合格点に達しているかをチェックしているのだ。

レベルが5以下だとハッとして「でも生きていてよかったよな。エネルギーを上げて、人生を楽しもう!」と言う。自分が望むレベルのポジティブな気を感じられていない自覚とそれに対する罪悪感が、パワーアップのモチベーションになることもあるのだ。

4 「スキンシップ」トリガー

私は、人から誰かに紹介されるたびに、その相手にハグをしている。それは、生まれつきハグ魔だからというわけではない。スキンシップが、いかに心身の健康と幸せに不可欠かを示す研究結果があまりにも多いので始めたのだ。

恵まれている自分への感謝も忘れない

5 「恩恵」トリガー

身のまわりでポジティブな出来事があるたびに、私は「なんという恩恵!」と言っている。これも、多くのハイパフォーマーたちが、日々、崇敬の念や神聖さを感じていると言っているのを参考にした。

神の恵みを心からありがたく思う宗教的な気持ち、あるいは、この世の美しさに対する感動と畏敬の念を指す。また、自分の人生における天与の贈り物に対し「恵まれていることへの罪悪感」を持っている人たちもいる。

自分はこれまであまりにも多くのものや機会に恵まれてきたので、恩恵を受けるにふさわしい者になるべく、お返しをする責任があると考えているのだ。聖なる感覚を日々の活動や交流に注ぎ込む能力は、スピリチュアル・インテリジェンス(魂の知性)という、もう1つの人間的知性だとする科学者もいる。

そんなわけで、取引が決まったり、誰かが大事な人に関する良い知らせを聞いたりするなど、何かしら予期せぬポジティブなことが起きると、私は「なんという思恵だろう!」と言っている。

ポジティブな気持ちになるきっかけ

6 「ストレス」トリガー

私は、事故による脳の損傷のせいで、常に焦りを感じ、ほぼパニック状態だった。だがある日、私はもう焦燥感とストレスとは縁を切ってやろうと決心した。ストレスは自分でつくり出しているものだから、もう生産をストップしようと決めたのだ。

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