だからスターウッドは日本でアクセルを踏む

アジア太平洋地区のホテル開発トップに聞く

ラジット・スクラマン●シンガポール生まれ。プライスウォーターハウスクーパースなどを経て、2005年スターウッド入社。中国を除くアジア太平洋地域で開発戦略全般を担当
「ウェスティン」や「シェラトン」などを展開する、世界的なホテル大手企業スターウッド ホテル&リゾート ワールドワイドが、日本でホテル開発を加速させる。12月には北海道に新しいホテルブランド「トリビュート・ポートフォリオ」も導入する。
同社でアジア太平洋地区の開発担当上席副社長を務めるラジット・スクラマン氏に、日本市場の展望と今後の戦略を聞いた。

注目は沖縄、北海道、それと温泉

――日本市場のポテンシャルをどう見ていますか。

大きなチャンスがある。これまで日本の旅行市場はドメスティックだったが、一昨年から訪日外国人が増え始めた。このトレンドは東京五輪が開催される2020年まで続くだろう。外国人が増えていくのは、インターナショナルブランドにとって非常に有利。私たちの強みを生かせる市場だと思っている。

現在、日本には15のホテルを展開しているが、今年中に北海道で3つのホテルをリブランド(既存ホテルのブランド転換)する。ほかに独占的に契約交渉中の案件もあり、今年中にあと数カ所の開業を発表できるだろう。

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スターウッドが展開するシェラトン・グランデ・トーキョーベイ(撮影:尾形文繁)

――日本での開発をもっと増やしていく?

もちろん。スターウッドの中でもアジア太平洋地区は最も成長が著しい地域。現在同地区で297のホテルを運営しているが、さらに開業予定のホテルが約250もある。

スターウッド全体で見ても、開業予定ホテルの6割がこの地区だ。その中でGDPが高く、インバウンドも増えている日本で開発を強化するのは当然だ。

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