「学校は盗撮できる環境」"加害者生徒が急増"の闇 子どもたちを守り、盗撮をさせないための防止策は
盗撮画像は一度、送信されてしまえば、被害がどこまで広がるかわかりません。拡散してしまえば、被害に遭った子どもがさらなる犯罪に巻き込まれたり、一生苦しめられたりすることにつながるのが、学校での盗撮事件です。
盗撮事件を防ぐためにできることは?
盗撮事件を防ぐためには、どのようなことが必要なのでしょうか。髙橋弁護士に聞いてみました。
「事件を起こしてしまう子に共通する点としては、『学校や家庭で盗撮を含めた性犯罪の問題点を話し合ったことがない』というようなケースが目立ちます。
恥ずかしいかもしれませんが、教師や保護者が正しい性知識や性犯罪について話す機会を持ってみれば、子どもたちは意外と素直で、分かってくれますので、普段から話し合って教えておくことが大事でしょう」
一方で、盗撮事件が起きにくい「環境」を文科省や教育委員会、警察で連携してつくることが大事だと髙橋弁護士は指摘します。
「スマホやタブレット端末の利用について、既存のガイドラインに、施設の環境基準などを盛り込む必要があると思います」
具体的には次のようなポイントです。
髙橋弁護士は、「学校内の盗撮事件が社会問題になり、子どもたちの安全が脅かされている以上、早急な環境整備の議論と対策が必要です」と話しています。
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