「株価大荒れ」投資家がすべきこと、ダメなこと 底値がわからないときは売るのが正解なのか?

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では、まだつかみどころのない将来の事実を考えてみよう。次のアメリカ大統領が誰になるかもわからないし、ハリケーンの季節がどうなるかもわからない。可能な限り、予測不可能な世界の不思議に喜びを感じ、たとえそのほとんどを予測できなくても、いいニュースが起こり、市場がそれに応じて反応する可能性を考えてみよう。

次に、過去1年、3年、10年の投資ポートフォリオのパフォーマンスを見てみよう。定期的に投資し、その後放置していれば、大儲けしている可能性がある。よくやった!5日の下げで紙くずになった小さな損失ではなく、その莫大な利益について考えるようにしよう。

現金は「メルトダウン」しない

では、パンデミックが最も恐ろしかった2020年に株式をすべて売却していたらどうなっていたかを考えてみよう。S&P500はその後2倍以上になった。

最後に、これまで同様、あなたは株式市場ではない。例えば、貯蓄の3分の1を現金、債券、不動産で運用している場合、投資ポートフォリオ全体における紙の損失は5日の株式市場の損失がどうなろうと、それ以下である。結局のところ、現金はメルトダウンしなかったのだ。

さらに、友人や家族、外で遊んだり芸術に触れたりすることで得られる計り知れないほど大きなリターンは言うまでもない。

凧揚げをしたり、美しい建物の間を歩き回ったりして、明日またマーケットをチェックしよう。

(執筆:Ron Lieber、マネー欄コラムニスト)

(C)2024 The New York Times

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