堀江貴文「この先はオルカンより日本株が有望だ」 目一杯自社株買いしてきたアメリカ株は限界が近い

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堀江貴文
(写真:徳間書店提供)
株価は5年、10年、20年と時間が経つにつれて、全体として上昇する傾向が強いことは、歴史が証明しています。では、この先、長期保有するにはどのような株がよいのでしょうか。堀江貴文氏の著書『ニッポン社会のほんとの正体 投資とお金と未来』より一部抜粋・再構成のうえ、お届けします。

人気のオルカンに期待できない理由

全世界株型のインデックスファンド(代表格はオルカンの愛称で呼ばれる「eMAXIS Slim 全世界株式<オール・カントリー>」という運用商品)。あるいはアメリカの株価指数、S&P500を指標とするインデックスファンド(代表格は「eMAXIS Slim 米国株式<S&P500>」という運用商品)。いま日本の投資初心者の大半がこの2つの投資信託に群がっている。

「買うならオルカンか? S&P500か?」投資関連の書籍でもユーチューブでもウェブ記事でもずっとその話題で持ちきりだ。まるでほかに選択肢がないかのようだ。

でも、そのどちらも今後の期待値はさほど高くないと私は見ている。この30年、アメリカ経済もアメリカ株もたしかに好調だ。2000年前後にITバブル崩壊、2008年にリーマンショックという危機に見舞われたものの、その都度たくましく復活してきた。

いま世界の株式時価総額ランキングの上位はほぼアメリカ企業が独占。アメリカの主要な株価指数もどれも見事な右肩上がりで成長している。

たしかにアメリカのパフォーマンスは他の追随を許さないものだ。しかしこれからもその快進撃は続くのだろうか。アメリカ株はさらなる成長曲線をたどるのだろうか。

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