澤上篤人「日本が長期株高トレンド入りした3要因」 投資はマネーの大きな流れに乗っていくこと

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日経平均
日経平均株価は8月5日、大幅下落を記録した(写真:アフロ)
東京株式市場は、8月5日に歴史的な大暴落をを記録しましたが、翌日には大幅反発となりました。日本株はいまどのような状況にあるのでしょうか。澤上篤人氏の新著『大波乱相場、お金はこうして守れ!』より、現状の株式相場の実態解明、トレンドを問わず誰もが活用できる投資手法についてご紹介します。

今は過去に例のない40年越しの株高

世界中で、ずっと株高が続いてきた。これって、1982年頃から今日まで続く、なんと40年越しの世界的な株高現象なのだ。

日本だけは1990年にバブルが崩壊して、長期の株価低迷が続いた。それでも最近になって34年ぶりに最高値を更新した。したがって、日本もやはり長期的には株高トレンドにあるといえよう。

ところで、1966年頃から1982年の前までは、アメリカでも「株式の死」といわれたほどの株価低迷が約17年も続いた。もう株価は上がらない、株式投資はやめたほうがいいと、経済専門誌が大特集を組んだほどだ。

そんな米国株だったが、1982年の8月から株価全般は上昇に転じて、ずっと今日まで続いている。株式の死といわれた頃から、なんと38倍の株高だ。

どうしてまた、ものすごい株高が40年超もの間、延々と続いてきたのか? 大まかにいって、3つの要因がある。

長期上昇トレンド入りしている日経平均株価
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