「株価大荒れ」投資家がすべきこと、ダメなこと 底値がわからないときは売るのが正解なのか?

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(写真:Ava Pellor/The New York Times)

株式市場で起きていることは、一種の防災訓練だと考えてほしい。子供の頃から誰もが知っているように、パニックに陥らないことが第一のルールである。この場合のパニックとは、市場が下落しているときに株を売ることを意味する。

しかし、S&P500株価指数が1日に3%以上下落した経験はあまりない。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスのハワード・シルバーブラットによれば、この現象が起きたのは2022年9月13日が最後だという。

なぜ、こんなときに売るのか?

ほぼ2年間上場が続いたことを考えれば、少々慌てたとしても無理はない。8月5日の朝、多くの人が緊張して投資のチェックや取引に走り、チャールズ・シュワブ、フィデリティ、バンガードなどの証券会社のウェブサイトやアプリにログインできなかった。

しかし本当に、なぜこんなときに売るのか?レトリック的な質問ではないので、答えてみよう。

株式市場が大きく下落し、長期にわたって下落し続けることを知っていれば、売るのが賢明だ。2022年、2020年、2008年、2000年、1987年に当たった人たちは、自分が持っていると思っているスキルと、当時彼らを助けたであろう運との違いがわからないかもしれない。

5日に猛烈な売買をした人の多くは、さまざまな種類のプロの投資家であり、あるいは、あれやこれやの指標が黄色や赤に点滅したら自動的に売るようにプログラムされたロボットである。

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