「投資は怖い」と思う日本人が守るべき投資3原則 お金の価値が目減りしていく今だからこそ

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日本では「貯金は善」「投資は悪」であるかのように思われていますが、これは本当でしょうか(写真:ニングル/PIXTA)
2024年に新NISAが始まるなど、資産形成熱が高まっている今日このごろ。しかし、お金に疎く、「投資が怖い」と思う人も少なくないでしょう。そんな人が、守るべきルールとは?
藤野英人さん監修の新著『どうしたら貯められますか? 将来の不安がなくなりますか?  お金の基本について藤野英人先生に聞いてみた』より、一部抜粋&再構成してお届けします。

日本人はなぜ投資をしたがらない?

株価は上がるときはじわじわ上がっていきますが、下がるときは一気に下がります。その逆は基本的にありません。

なぜそうなるかというと、人は得る喜びよりも、失う悲しみのほうがより大きいからです。つまり、10万円の臨時収入があったときの喜びよりも、10万円入りの財布を落としたときのショックのほうがより大きいわけです。

そのため、私たちは損をすることを避けようとする心理(損失回避)が働き、株価が少し下がると「さあ大変だ」と思います。

そして、損が大きくならないうちに売ってしまおうと、みんないっせいに売りに走る―。それで株価は急降下するわけです。

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