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「投資は怖い」と思う日本人が守るべき投資3原則 お金の価値が目減りしていく今だからこそ

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  • 藤野 英人 投資家。レオス・キャピタルワークス代表取締役会長兼社長CEO&CIO
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とくに日本人はリスクを恐れる傾向が顕著です。リスクとリターンは、基本的に「1対1」のイーブンですが、リスクのほうがより大きい「2対1」くらいに思ってしまう人が多いようです。

リスクがゼロでリターンだけ望むことはできません。リターンを得るには、リスクも受け入れなくてはなりません。ただし、そのリスクの大きさは「リターン1」と同等であり、2でも3でもないことを冷静に理解する必要があります。

タンス貯金は社会の活力を奪う

日本では「貯金は善」「投資は悪」であるかのように思われていますが、これは本当でしょうか。もちろんお金を蓄えるのは悪いことではありません。ただし、預貯金のなかでも「タンス預金」に関しては、善ではなく、むしろ悪であるといっていいでしょう。

金融機関に預けたお金なら、受け取る金利はわずかであっても、運用されて社会に回っていきます。しかし、家庭にしまいこまれているタンス預金は何の役にも立っていません。これでは「死んだお金」です。死んだお金が増えていけば、社会の活力は失われていきます。

現金を自分で抱え込むのは、お金が確実で間違いのない、リアル(実体のある)なものだと考えられているからでしょう。それに対して株式は、移ろいやすいバーチャル(実体のない仮想的)なものだと思われているのかもしれません。

しかし、これは逆です。株式は、会社がもつ有形・無形の資産と結びついています。つまり、会社というたしかに実体のあるものとひも付いているわけです。

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【お金よりも株式のほうがずっとリアル】

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