「投資は怖い」と思う日本人が守るべき投資3原則 お金の価値が目減りしていく今だからこそ
一方、お金の実体はというと、紙幣は紙切れでしかありません。それを1万円の価値があるものにしましょうという約束のもとに成立しており、もとをただせば原価20円ほどの紙です。
ですから、じつはお金こそがバーチャルなものであり、株式のほうがずっとリアルなものなのです。
そもそも株価って、どうやって決まるのですか?
株価は日々変動していますが、買い手が多ければ株価は上がり、売り手が多ければ下がります。この買い手と売り手、すなわち需要と供給が一致したところで株価が決まるわけです。
需要と供給によって価格が決まるのは一般の商品と同じですが、株式の場合、その会社の人気と利益も株価変動の重要な要因になります。
株式投資でよく使われる用語にEPSとPERがあります。EPSは「1株当たり純利益」、PERは「株価収益率」を表しています。株価収益率とは、現在の株価が1株当たり純利益の何倍かを表した数字です。
一般に利益の高い会社ほど、将来の期待が株価に織り込まれるため、PERが高くなります。簡単にいえば、PERは投資家の人気を測る指標です。
この「EPS=利益」と「PER=人気」は、どちらも株価を左右しますが、長期スパンで見ると、株価はEPSに連動していきます。
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